かの有名な戦国コレクションがついにサービス終了。それについて理由を考えてみる。

ゲーム,スマホアプリ,ブラウザ,漫画・アニメ・特撮,南元暁

どうも、南元暁です。

 

 

 

2019年5月30日、登録者数400万人、アニメ化達成、CMもバンバン打って一斉を風靡したかもしれない戦国コレクションがサービス終了しました。

 

 

みなさんは戦国コレクションと聞いてパッと思いつくでしょうか?

 

ガラケーを利用していた人なら「あー懐かしいな、まだあったんだ」

していない人なら「なにそれ?」と意見が分かれることでしょう。

 

 

今の美少女化文化の走りではありますよね。

美少女化した織田信長や明智光秀は今でこそ沢山いますが、当時はそこまで多くなかったはず。

 

ソーシャルゲームの、歴史上の人物の美少女化というのはここから始まったと言っても過言ではないかもです。

 

左、明智光秀  右、織田信長

これ見ると悲しくなるね。

 

 

女体化の走りはFateだろ!いい加減にしろ!と言う人もいるかもしれません。

ははは。記事書くのに都合のいい風に話し持って行きにくくなるから口を塞いでいてください。

 

 

まぁともかくあかつきちゃんは戦国コレクションが大好きでした。

ぶっちゃけ課金ゲーになってたから環境についていけてはしなかったけども。

 

アニメも一部にカルト的人気がすごいです。実は。

シュールギャグと言いますか、なんというかプリパラとか好きな人は多分好きです。

怪作ですよ。見て後悔はしないので見てみてはどうでしょう?(露骨なステマ)

 

 

しかしながら、お世辞にもゲーム部分は面白いとは言えません。

大半の人が面白くないと言うでしょう。

ファンですらです。

 

ということで前置きが長くなりましたが、何故戦国コレクションは過去の栄光から転落してしまったのかを考えていきましょう。

 

 

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ゲームシステムの転換の失敗

はっきり言ってこれに尽きます。

戦国コレクションがサービス開始したのは2010年。

今から約8年前です。

 

8年前と言えばガラケー全盛期にして末期ですよね。そろそろスマホが台頭してくる頃です。

しかし10年はまだガラケーもそこそこ多く、そういうのも相まってかなり多くの人がゲームをやっていたと思います。

 

……まぁもうお察しでしょうが、まず戦コレはベースがガラケーのシステムなのです。

 

どんなクソゲーでも儲かると言われた、パズドラ流行以降のバブルの時代に、まだガラケーベースのゲームを展開していたのです。

 

スマホアプリも出来ましたが、まぁ中身は変わりませんよね。ブラウザ版と一緒ですし。

 

目まぐるしく進化していくソシャゲの波に取り残されたこと。

これが一番大きなものでしょう。

 

更に踏み込むと、ゲームシステムというのも単調なもので、所持しているカードでチームを組み、そのカードが待っておるスキルで合計戦闘力の数値がアップし、最終的に高い方が勝ちという今で言うと非常にショボいもの。

 

リアルタイムバトルや、今までネトゲでしか楽しめなかったギルドなどの要素をスマホで楽しめるようになった2011年ぐらい〜の人たちがそれで満足できるわけもありませんよね。

 

 

新作の失敗

しかし陣営もただ指を咥えて見ているだけではありませんでした。

 

2013年、新作「戦コレ絆クロス」というスマホ向けの新作をリリースしました。

 

が!!!!

 

正直本家戦コレと大差ありません。

 

スマホゲー化と言われれば、「デレマス」から「デレステ」のような超絶進化を遂げてくれると思うでしょう。

 

残念ながらそうではありませんでした。ちくしょう。

 

その時点で既に遅れているゲームの焼き直しとなると、新規客どころか既存のプレイヤーも寄り付きませんよね。

 

今のソシャゲの基準なら来そうですが、また下でぽつぽつ書きましょうか。

 

 

ストーリーがうっっすい

ストーリーが薄いのです。

はっきり言ってストーリー性なんか皆無です。

例えば今なら「FGOのスピンオフがサービス開始するの!?」となればみんなストーリーが気になるのでやりますよね。

だってストーリーがありますもん。

 

ですが、戦コレには物語はありません。(ディケイド)

 

アニメではもちろんありましたけどね。上手くやってました。

 

つまり完全にキャラ人気だけで乗り切ろうとしていたわけです。

ゲームシステムが古い、バトルが単調、ストーリーがない、新作も焼き直し。

 

「これも戦国ぅ♪」というフレーズは昔CMを見た人なら「あったな」と思うかもしれませんし、そういう大勢の人の記憶の隅にあったであろうキャラ人気も時が経つにつれ消耗していきます。

 

他はストーリー+キャラ人気という推し方をしてきますから。

 

あぁ、あとこのゲームにも勿論イベントがあったのですが、まぁタイトルと付け合わせ程度のイベントストーリーが変わるくらいで中身のシステムが同じなんですね。

 

そりゃ飽きはきます。

 

何年前かは忘れてしまいましたが、少し本格ストーリー風のものを展開したイベントもあったような気がしますが、もう時すでに遅しですね。その頃には自分もログボ勢以下になってました。

 

 

キャラが多すぎる

このゲームはキャラが多すぎます。

 

というのも、戦コレには「イケメン」と「乙女」の枠がありまして、まぁそのまんまイケメンと女の子のキャラがいるわけです。

 

……つまりイケメンの織田信長と美少女の織田信長がいるわけですね。

同じ名前の同じキャラが別の見た目で、微妙に性格も違って何人もいるというわけのわからない状況になっていたわけですね。

 

酷いキャラなんかはイケメン一人、乙女二人みたいに同じ名前のキャラなのに違うパターンがいくつもあるみたいなイマイチ愛着が湧きにくいことになっていました。

 

初期こそは織田信長VS織田信長みたいなインパクトがありそれがウケたのでしょうが、キャラ人気が出てきた時点で人気のないバリエーションをズバッと切り捨てるべきだったのでしょう。

 

そのキャラが好きな人には残念ですが、正直結構ステレオタイプなキャラクターが多かったので、イベント等でも出番のないイケメンキャラなどは熱狂的なファンもいなかったんじゃないかな?

 

いたら申し訳ありません。

本当にです。

 

まぁということもあり生命線のキャラ人気が分散されるということも起きていたんですね。

 

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まとめ

戦コレはソシャゲ黎明期のゲームです。

今のゲームと比べるのは酷というものですが、時代に喰らいつくことができていれば……という結果論を考え始めてしまうととても悲しくなります。

 

今回の記事でボロクソに書いてしまいましたが、自分は戦コレが大好きです。

 

ストーリーがないと言いましたが、色んな手段でキャラクターの魅力を伝えてくれてはいました。

まぁだからこそここまで続いていたんですね。

パチスロなんかは人気みたいですよ?知らんけど。(最強の逃げ言葉)

 

もうこれから新しい供給が生まれることはありませんが、それでも過去あったものを振り返ることは出来るので、もし興味を持った方がいるならとりあえずアニメを見ましょう。(露骨なステマ)

 

制作スタッフの方へのお疲れ様でしたとありがとうございましたを含めて現場からは以上です。

 

 

 

おまんけ

 

今からでも遅くないから、アニメを、見よう(威圧)

やはりなにかもう少し次の展開が欲しいと思いつつ現場からは以上です。

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