【ネタバレ注意】やっぱりビルドの空気感を……最高やな! Vシネ仮面ライダーグリスを見てきたので感想だ!!!!!!
どうも、南元暁です。
さてさてさて、仮面ライダージオウが最終回を迎え数週間が経過しましたが、未だ心火の灯しは消えず、仮面ライダービルドのVシネマ「仮面ライダーグリス」の限定上映が行われました。
限定とはいえVシネを上映したなら最早Vシネではないのではというツッコミはさておき。
さわりの部分だけ触れていくと、一時間とは思えないほど濃く、しかしくどすぎない長さに思える心地よい時間経過を過ごすことができました。
つまり面白かったということですね。
前置きなんて読みたい人はごく僅かの物好きだけでしょうので……あと四十分くらい話そうかな。
嘘です。早速ほんへに入りましょう。
以下ネタバレ注意ということで。
Vシネグリス 感想 ネタバレ
さて、今回はビルドでもクローズでもなくグリスが主人公ということでしたが、正直なところ本編でもライダー四人全員が主人公のようなところがあったので別に違和感は覚えませんでしたね。
あらすじとしては
キルバスの一件を解決し、仮面ライダー達に再び仮初めとはいえ平穏が訪れ、各々が思い思いの生活を送っていた。だがパンドラボックスが復活した影響により一同とは異なる一派の記憶も復活してしまい、前世界と同じようにライダーシステムを戦争に使おうとするテロ集団「ダウンフォール」が現れた。最初に接敵した幻徳を始めとして戦闘を開始するライダー達だったが、新世界が発生する際に生まれた、ネビュラガスが濃縮された「ファントムリキッド」を用いた敵に苦戦し、更にネビュラガスの成分を無効化されたことでビルド、クローズ、ローグが戦闘不能になってしまう。しかし、無人島で遭難した際にファントムリキッドを知らずのうちに体内に取り込んでいたグリス、三羽烏は変身能力を奪われず、彼らを起点に葛城巧に協力を仰ぎ、ダウンフォールに反撃を開始する。
といった感じでしたね。
前回は記憶が戻ったのが戦闘態勢に入ってからということと、万丈にスポットが当たっていたということもあり新世界を過ごす面々は見れませんでしたが、今回は全員それなりに楽しんでそうだというのがわかりましたね。
何気にびっくりしたのが葛城巧と戦兎が別で存在することでしたね。
まぁ万丈も二人いたのでおかしくはないのですが、あんなのが二人もいると考えたら心強くて仕方ないですね。
そうなると黒髪万丈に記憶が戻っていないのが不思議ですが、まぁそこは深く考えない方がいいでしょう。
今回の目玉の一つである最初で最期の変身として終わっていたグリスブリザードの存在も忘れてはいけませんね。
普通に戦ってボロ負けしていたメタルビルドに対して終始有利に立ち回る等、初登場の強さと株を落とさない活躍でした。
流石に不意打ち&強化の前では敵いませんでしたが、ブリザードの更なる活躍を望んでいた人はかなり嬉しいのでは。
グリスパーフェクトキングダム
ガンダムだこれ。
悪魔の科学者
以前から悪魔の科学者と呼ばれてきた葛城巧=戦兎ですが、今回でもその悪魔の科学者と呼ばれる所以を発揮してくれました。
しかしながら本編やクローズとは違い明確にそれが描写されることとなりましたね。
例えばクローズでは、敢えて由衣にクローズエボルボトルを届けさせることで彼女がピンチに陥り、それを救うため万丈のハザードレベルが上昇するであろうことを予測して送り出した、という語られない戦兎の思惑があったであろうと推測できるのですが、今回は三羽烏が死んだと伝えることを作戦とした、ということを報告したのと、一海に悪魔の科学者と呼ばせることでそれを明確化していました。
悪魔の科学者ということは葛城巧時代からずっと呼ばれていたにも関わらずその片鱗が出ると戦兎は屑、などとかなり賛否が分かれていましたが、そういう一面があってこそ戦兎だということを強調してきたのでしょうか。
それこそ両論分かれるとは思いますが、戦兎に限っては高潔さだけを求めるのは筋違いだと思っていますので、悪魔の科学者の一面を見せてくれて嬉しい限りですね。
と、こんな感じでしょうか。
章分けして語るべきでもないようなところでいうと、
・ビルド特有の良テンポ
・小気味のいいギャグ
・復活の内海
・ヒゲ葛城
等々それこそ四十分くらいは平気で話せるほど濃密な作品となっております。
見ていない人は今からでも、またはプレミアムバンダイではおそらく予約は締め切られているでしょうがBDを買ってみるのもいかがでしょうか。
映像作品としてのビルド完結作としてはかなりの満足感です。
※Amazonでも予約受付中とのことです。
というわけでこの辺で終わりましょう。
心火を燃やした現場からは以上です。