海外イベントのコスプレショーで就労ビザを未発行、不法就労で拘束された人達の話題:東南アジア

2019-05-15日常の寄せ話

昨今、東南アジアでも盛り上がるアニメ・ゲーム系のイベント。

この度、マレーシア開催の大規模イベントで、そこに招待されたコスプレイヤー達が「ショーに出たのに、ビザが未発行だったので拘束された」という事態になっている、というニュースが流れてきました。

コスプレショーも未許可だったとのこと。

主催者のマレーシア人と外国人11人が拘束されました。このうち女性3人と男性2人は日本人です。

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海外で働くには就労ビザが必要:観光ビザは短期滞在

今回、どのようなケースであったか分かりませんが、観光ビザでは働けません。

それは日本も一緒。

入管法に関する態度により、取り締まりが厳しかったり、緩かったりするだけです。

ちなみに、日本はここ10年でだいぶ厳しくなりました。

昔は短期滞在ビザ(観光ビザ)で対応していたものが(ぶっちゃけ十分、違法だけど)、あまりに蔓延していたので、対応することに。

同じように海外でも、外国人の就労に対して、態度によりけりで厳しかったり緩かったりします。

(大体、厳しい国が多いと見ていいです)

面倒なことに「興行ビザ」は招待会社からの直接報酬が無くても必要だったりする(by日本の場合)

かなり面倒なケースになりますが、この興行ビザ、「招待会社から直接報酬が発生しなくても必要」というケースが日本でもあります。

例をあげるならアーティストによる「ファンイベント」で来日、出演するケースは、お金が発生しなくても「興行出演」扱いになり、必要になります。

ビザの事情は、当事者国により違いがある

上記はあくまでも日本でのケースで、他国では事情が違うかもしれません。

しかし、自国以上に神経質になった方がいいかもしれないです。

過去の事例:不法就労でコスプレイヤーが逮捕されたケース

過去にも、就労ビザがなく海外で撮影を行い、不法就労で逮捕されたコスプレイヤーがいる。

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落ち度は主催者側でも、拘束、罰せられるのは当人、という事実

ビザのことを伝えなかったか、知らなかったか、いずれにせよ主催者に落ち度はあっても、事情聴取のため、拘束されるのは当人。

さらに、運が悪ければ強制送還、入国拒否(期限は5年ぐらい?)のペナルティを受けるので、その後に強く影響します。

「無報酬なら必要ない」という言葉を信じてペナルティを受けるよりも、手続きは面倒ですが要確認をしないと、実質主催者より重い罰を受けなくてはならないハメに、という可能性もあります。

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