プリウスはなぜ事故るのか!?事故が多い理由を割と真剣に考えてみた

主張, とくにしき, 日常の寄せ話

「21世紀に間に合いました」

このキャッチコピーで一世を風靡した初代プリウスが登場したのは1999年のこと。

もう20年時が経ち、昔は色物だったハイブリッドカーも今やごくごく一般的な乗り物になってしまいました。

20年市場で戦いホンダとの熾烈なハイブリッドカー戦争や、アメリカでの訴訟問題などを乗り越え、いまやプリウスは「ハイブリッドカー、いやエコカーといえばプリウス」と誰もが思う一台へと成長し、今もトヨタを支える重要なモデルとして君臨しています。

その一方で近年は交通事故が目立つことからか、

「プリウスミサイル」皮肉られるようになっています。

一体何が原因なのかちょっと考えてみました。もちろん決してプリウスが悪い車とdisるものではありません。悪い車なら売れてませんから。

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シフトポジションがわかりにくいんだもん

筆者は今どき化石のようなハイオクを垂れ流すミッション車に乗っています。そんな筆者がプリウスに乗った時思ったのが「うわぁ…シフト操作気持ちわる」でした。これは見た目じゃなくて操作した時の感覚がなんとも違和感しか感じなかったので感じたものです。

■画像引用元:GAZOO公式サイト(※画像をクリックすれば引用元へジャンプします。)

上の画像はプリウスがベースとなっている家族向けワゴンタイプモデル プリウスα のシフト周りです。取り付けられている位置や年式で多少違いはあれど基本的にこの電子式が採用されています。

私と同じでこのシフトレバーに疑問を感じる方も多く、ネット上ではこのシフトレバーが事故多発の原因として指摘する声も見かけます。

あまりに薄い変速時の手応え

マニュアル車乗りの筆者は運転中どうしても今何速かを意識しますし、シフトノブに触れれば「いま何速だ」ってわかります。

さらに言えばギアが入った時の感触が「よっしゃいれたで!」という感覚を生み出します。プリウスの電子式は本当に力がいらず操作できますが、それがあまりに味気なくノブを動かしてもギアが入った感触がないためメーターを見て、後退ブザーがなるまでのわずかな間ですが「これちゃんとRになっとるんかな?」と気持ち悪い感覚が印象深かったです。

非常に軽すぎるこの電子式は確かに力はいりませんが、まるで手応えが感じられないのです。

マニュアル車の運転ができない人も増えているなかではありますが…果たしてそんな非力な人が運転するのでしょうか?ここまで軽くする必要があるのか疑問です。

シフトノブに触っても今どのレンジかわからない

それに加えてプリウスはシフトノブがホームポジションにもどりメーターに今どのレンジに入ってるかが表示されます。ここが一つの問題だと考えます。これに関してはすごくわかりやすいツイートを見つけたので引用させていただきます。

ぶっちゃけこの方の言う通りなんですよね…

しかし人間はそれに慣れてしまう

私は運転してみて非常に違和感を感じたプリウスですが…

慣れは怖いもので普段つかっていれば誰でもこれが当たり前になってしまうのではないかと思います。

すると動作を何気なくするようになり意識が希薄します。

これが普通になった場合は何気なく操作している中でメーターやブザーを気にすることってなくなるんじゃないのか?

…と思ってしまうのです。

仮に操作を誤っていたり、何かの拍子で予定外のシフト操作が行われていたりしたら気が付くことができるでしょうか?

またこうした状況に陥った場合の唐突な車の反応に、焦らず適切に対処できるでしょうか?

特にこのシフト周りのUIは、多発する事故の一因になっているのではないかと思います。

謎の急加速、その原因は何か?

年配の方が事故後に「車が急加速し気が動転した」と言うケースをよく聞きますね。

言ってしまえば普通はアクセルを踏まなければ加速しないのです。

これはもうアクセルを煽ったのは十中八九間違いない…となると…

プリウスはハイブリッドカーであり、電気モーターとガソリンエンジンを併用して走る車です。

モーターの大きなメリットは電気を流すことで自由かつ瞬時に路面に動力を伝えることができる点であり、回転数によってパワーの出方が異なるエンジンに比べ停止状態からレスポンスよく発進できるのです。

それが信号待ちの多い街乗りでの乗り心地向上に一役買っているというわけです。

それは停止状態から、アクセルペダルの踏み方によってはある程度急加速してしまう可能性も秘めているとという事でもあります。

静かすぎるプリウス

「アクセルは踏んでいない」

「ブレーキを踏んだが止まらなかった」

からの…「事故を検証した結果…原因はは踏み間違いでした」

よくあると思いませんか?

これは…「全力でアクセル踏んでるのを気が付けませんでした」ともとれるんですよね…

普通の車であれば、Nレンジの時にアクセルを踏み込めば、エンジンが回り「ぐわああああああん」と空ぶかししてしまいます。走行中でも同じで意外と人間はエンジンの音で車の状態と速度を感じとっています。

マニュアル車の免許を取った人はわかると思いますが、教習所で坂道発進を習う際にエンジン音聞いて感覚をつかむ材料にしてましたよね。

一方でプリウスはとても静かです。

もちろんNレンジでアクセル踏んでも不良の車みたく、無駄に空ぶかしすることはありません。

さらにモーターで発進・走行するときはとんでもなく静かです。

ところが、それはドライバーに伝わる情報量が少ないことを意味するんですよね。

ペダルを踏んでいる足の感覚と目で見ているとれる情報で車の状態を把握するわけですが、どうしてもアクセルを踏んでいる手応えが従来の車に比べ希薄なんです。

事故の際はペダルを踏んだ感覚はあるので、咄嗟の際に「しっかり踏んだ」という感覚は残るわけです。

最近の例ではこれでしょうか?ここまでこういう事故が多いとアクセルペダルを踏んでいることに気が付けていない事をどうしても疑ってしまいます。

意外とわかっていない人も多いアクセルペダルの踏み込み量

一方でドライバー側もいろいろな人がいます。

地方ではMTの軽トラに乗った年配の方を見かけることはそれほど少なくないのですが、”ぐわああああああああん”っとエンジンをぶん回して空ぶかし発進したり(クラッチペダルも踏んでいるようで急加速はしませんが)低速ギアのままエンジンを回して走っている姿をよくみかけるのです。

このくらい踏めば、おおよそこれぐらいエンジンが回り、このぐらいの速度で巡行できるという感覚を持ち合わせていない方が多いのでしょう。

これから考察するに…

どのくらいアクセルペダルを踏めばいいかわかっていない人が思いの他いて、その人自身がそんな状態であることに気が付いていないのでは?と考えます。

最近の車は賢いのでドライバーの普段の運転から学習しコンピューターである程度加速の具合を調整してくれたり、有事の際は応答してくれるようになっていますが、ユーザーの感覚を捻じ曲げることはできません。「加速が悪いわ」と思ったら踏んじゃうのが人ですから…

停止した状態からの加速でも、走行中でもアクセルを踏み込めば車はそれに合わせて加速します。

急激な加速が起こる原因

正直言って、急激な加速による事故は人的要因のほうが大きいと私は考えています。一方で、プリウスの特性も従来の車と少し勝手が違うというのも事実で少し人を選ぶ車でもあると考えます。

もちろん急加速や踏み間違いの事故はプリウスに限らず起こることですし、「沢山売れた車という事もあって事故が目立ってしまうというだけ」と言われることも多いです。私はその中でも認知機能と、独自の運転感覚プリウスの機能および性能特性にマッチしていないユーザーがこうした事故の増加の原因につながっているように感じます。

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プリウスという車とは…

画像引用元:トヨタ自動車

もうここまで読んだ方はわかるかもしれませんが…。

プリウスはとっても優等生です。見た目も近未来的ですし、シフトノブもオシャで力もいらず操作でき、フットワークは軽いのに普段はとっても静かないい娘ちゃんです。

だけど…

運転の手応えの感じられないコミュ障なところがあるのです!

プリウスに乗っているからといって必ずしも事故を起こすわけではありません。むしろ善良で安全運転を心がけており、プリウスを大切にしているユーザーも多いはずです。かわいいプリウスがミサイルになる前に、ちょっと特性を知ってプリウスの小さな声に耳を傾けてあげなければならない車なのです。

最後に

今現在もプリウスについてはいろいろな意見を耳にしますし、特に最近ではEDR(イベントデータレコーダー)の信憑性や解析するのがメーカー主導によるものになるため透明性に欠けるなどの声も上がっています。

とはいえ現状ユーザーや整備を担当する車屋さんでそれがわかるかというと難しい部分でもあり、不安は残る部分でもあります。

しかし、事故自体はユーザーの心がけや、知識をつけることでである程度防止できるものと考えています。

プリウスユーザーに限らずですが、万が一の事故を防ぐために運転を見なおして、また、ユーザーには「自分に合わないな…危険だな…」と思えば、手放すという判断も必要なのではないでしょうか?

そしてこれは、運転免許でも同じであると思います。

すこし自動車との付き合い方を考えてみることをおすすめします。

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